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こんにちは、静岡市の「整体ポレポレ」谷津です。

今回は、心臓の手術後に原因不明の「息切れ・呼吸困難」を感じていた方が、当院での整体施術により改善した事例をご紹介します。


【症状の経緯】

50代男性の方。病名は「発作性上室性頻拍」と「心房細動」。病院で手術を受け、なんと心臓の血管10か所を焼く大手術でした。部分麻酔だったため手術中は意識があり、「心臓を焼かれる熱さ」に耐えながら3時間以上力を抜けない状態だったそうです。

術後、心臓の不整脈症状はなくなったものの、強い息切れや呼吸のしづらさを感じるように。しかし、医師に相談しても「異常なし」と言われ、そのまま退院。


【当院での検査・評価】

数か月経っても改善しないため、当院「整体ポレポレ」にご来院。

問診や触診、可動域テストを行った結果、次のような状態がわかりました。

  • 頸椎から骨盤までの背骨のストレート化(正常な湾曲がない)
  • 首の可動域制限と、動作時の首・腰の痛み
  • 膝蓋腱反射テスト陽性(力の制御ができなくなる)
  • 呼吸筋(横隔膜・肋間筋)の硬直が疑われる

このように、手術中の緊張状態と姿勢の影響で呼吸に関わる筋肉が固まり、呼吸が浅くなっていたと考えられます。


【施術内容と経過】

初回の施術では、首と腰の関節にアプローチし、動作痛と可動域を改善。

2回目の施術(2週間後)では、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋をゆるめる施術を行い、呼吸のしやすさが大きく改善。


【今後のケアについて】

呼吸筋は一度ゆるめてもうまく使えないとすぐに元に戻ってしまうため、3か月以上の定期的な施術とセルフケアの継続が重要です。

当院では、自宅でできる呼吸筋トレーニング・ストレッチも指導しています。


【まとめ】

病院で「異常なし」と言われた呼吸の不調も、姿勢や筋肉、神経の問題が原因となっているケースがあります。

「息苦しいけど検査は正常」「ずっとモヤモヤしている不調がある」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。